思いを紡ぎ続けて100年 (株式会社ナイガイ)

日本には多くの長寿企業がある。私たち「株式会社ナイガイ」も2020年8月31日に創業100周年を迎える。多くの人から「100年なんて、すごいですね。」という声をかけてもらうこともあり、携わっている立場であっても100年間もバトンを受け継いできたという事実には尊敬の念を抱かずにはいられないし、一言で表すなら、“誇らしい”と思う。

なぜ100年間も生き続けることができたのか。どの長寿企業にも共通して当てはまることが色々とあるかと思うが、ナイガイの年表を見てはっきりと言えることは2つ。最高のくつしたを作ることを常に追い求めてきたということ、また、それを守りながらも時代に即した変化を遂げてきたということと。
加えて、これらに賛同してくれるたくさんの人たちがいたからこその「今」がある。

もちろん常に順風満帆だったわけではない。過去を振り返れば、リーマンショックやバブル崩壊、そして世界大戦の時代など多くの荒波を乗り越えてきた。(そして今はすべての生活をも脅かす、新型コロナウィルスとも戦っている最中なのだ。)

私たちは、自分たちの作り出すもので、“素足以上に足どりが軽くなる”生活をすべての人に届けることができる、と信じ続け、100年目を迎えることができたのだ。
それはくつしたを編み立てる1本の糸を紡ぎ続けるように、大事に大事に継承されてきたもので、常に人と人との関わりの中、多くの議論や思いのぶつかり合いがあって作りあげられてきた歴史なのである。

どんなときもゴールはひとつ。足どりが軽くなるということ。
私たちは次の100年を目指して、今の私たちの価値をもっともっと高めていきたいと強く思っている。

年表だけでは汲み取れないこととして、関わる人たちがそれぞれ熱い気持ちを持ってくつしたと向き合っているという事実がある。ぜひ、ナイガイで働く人たちのインタビューも読んで欲しい。彼らの思いひとつひとつが、次の時代を作り上げていくのだ。


土屋聡子さん(現:執行役員) 

小山雄大さん(現:商品部 部長)

鈴木孝さん(企画開発部 技術課)

佐藤梨々子さん(企画開発部 企画室 デザイナー)

森一章さん(企画開発部 技術課)

天間久美子さん(企画開発部 企画室 デザイナー)

株式会社ナイガイ

1920年に名古屋で創業。(※現在の本社所在地:東京都港区赤坂)
まだ足袋が主流だった日本で後の洋装化を見込み、くつしたを国内で初めて商用化した、くつした業界のパイオニア。
くつしたのためのゴム糸を開発したり、多くのくつしたを所蔵する靴下博物館の運営など、くつしたに関わることには積極的に取り組んでいる。
今ではくつしたの他に、レギパンや、ホームウェア(エプロン・パジャマ)なども取り扱う。
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