昭和11年から昭和12年

所蔵品でたどる靴下の変遷4 (昭和11年から昭和12年)

12.ゴムテープ付きフートカバー

製作年:昭和11年
編機名:B式機       
針数:不明
糸遣い:不明
特記
(a) 靴下の足部の甲側をカットして、ゴムテープを縫い付けたフートカバーソックス。
(b) ゴム糸を靴下に入れる事が出来ない時代の新開発商品。
(c) アメリカでは昭和4年頃には細いゴム糸をつくり糸でカバーしてメリヤスに使用されていた。
(d) 今日のホームカバーソックスやゴーストソックスの原型ともいえる靴下。

13.ゴム糸を利用したストレッチ靴下

製作年:昭和11年
編機名:スパイラル機       
針数:160本
糸遣い
 表糸:ウール(番手不明)
 裏糸:ゴム糸とレーヨンの絡み糸
 カカト部、ツマ先部:ウール(番手不明)
特記
(a) 表面の白く見えているのがゴム糸とレーヨンの絡み糸。
(b) ゴム糸使いの日本最初のストレッチソックス。
(c) 昭和11年12月18日に実用新案として公告されている。

14.絣糸を使用してドット柄に見せた靴下

製作年:昭和11年
編機名:B式機       
針数:160本
糸遣い:地糸のエンジ色に淡いグレーと紺色を絣染めしたウール
特記
(a) 一見するとボス柄かプリントでドット柄を構成しているように見える。
(b) 撚糸の工夫と絣染めとで編み柄のような表現をしている。

15.毛・レーヨン混紡靴下

製作年:昭和12年
編機名:B式機       
針数:160本
糸遣い:ウール70%、レーヨン30%、2/32
特記
(a) 昭和12年(1937年)日華事変が起こり、政府は贅沢品追放、物資節約を宣伝し、同年11月に毛100%、12月に綿100%靴下の製造中止のスフ混用令が発令された。
(b) 昭和13年には綿糸の配給制度もはじまる。
(c) 昭和11年から13年までの研究開発商品の中には、レーヨンを使用したものが多く見られる。
*スフとはステープルファイバーのことで人造絹糸をいう。
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