くつしたの洗濯方法を知る

あまり知られていないと感じるのだが、くつしたにも正しい洗濯方法がある。洗濯物の中でも小さく、どうしても雑に扱われやすいくつしただが、きちんと理にかなった扱い方があるのだ。

素材や編み方によってはすべて共通というわけではないが、くつしたを長持ちさせるためのポイントを紹介しようと思う。本来は手洗いをすることが望ましい洗い方ではあるが、おそらく多くの家庭では洗濯機を使っているためここででは「洗濯機で洗う」ことを前提に説明をしたい。

まず、汚れが気になるものは最初に予洗いを。そして、洗濯機に入れる際には裏返す、ということ。
複数の色が柄に使われているくつしたの内側には糸が飛び出していることをご存知だろうか。この糸は、編み立てる時、色を変える際に出る糸の端である。裏返して洗うことで表側に糸が飛び出してしまうことを防げる。

また毛玉などダメージの原因となる、洗濯機の中での摩擦もこうやって裏返しておくことで軽減できるため、間違っていると思われやすい “くつしたの裏返し”は、推奨されている洗い方なのである。
更にネットに入れるということも、くつしたを守る方法だ。くつしたは編み物である。つまり、セーターなどと同じニット製品として洗ってほしいのだ。特に、毛やシルクが入った靴下は、洗い方のコースも弱いもの(ドライマーク・おしゃれ着コースなど)で、ぬるま湯30℃以下で中性洗剤を使用してほしい。
多くの人が目を通さずに処分してしまう、商品に付けられたタグにこういった正しい洗濯方法が書かれている。絵表示に加え詳しい説明文が補足されていることも。新しいくつしたを購入した時に、まずは一度目を通してみよう。

絵表示の詳細については、こちらも参考にして欲しい。

※記載内容は記事掲載当時の情報となります。

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