糸で表現されたイラストレーション(NAIGAI×飯田淳さん)

イラストレーションはあらゆるデザインの中で人の心を動かす要素となる素材である。それはまるで、料理の隠し味に使う特別な調味料のような存在だ。無くても成り立つけれど、この一滴が加わることによって奥深さや感度の高さがグッと加わる。

くつしたにも、そんな素材を加える新しい表現を試みた。

イラストレーターコラボレーション企画
NAIGAI STYLE×イラストレーター 飯田淳さん


今回依頼をしたのは国内でも屈指のハイセンスなイラストレーター、飯田淳さん。様々な雑誌でのご活躍や、多くのファッションブランドにもイラストを提供している彼の絵は、誰もが「どこかで見たことがある」のではないだろうか。

決して複雑なラインではないのに、そのイラストから見え隠れするセクシーな雰囲気。筆先で描かれた繊細な線から感じ取れるセンスの良さからは、彼がこれまで多くの素晴らしい作品を創り続けてきたことが感じ取れる。活動歴の長さ、幅広いタッチの作品、そして実際に描くことをお願いした際には何よりも描く速さには驚かされた。
今回の企画では、「Face(顔)」「Flower(花)」「Message(伝言)」「Shoes(靴)」「Tokyo(東京)」という5つのテーマをもとに出来上がったイラストをベーシックなくつしたへ落とし込み、糸でイラストを表現していった。
イラストをそのまま貼り付けるのではなく、組み合わせることによって、様々な表情のくつしたができあがった。
イラストをそのままプリントする手法とは異なり、編み柄でイラストを表現することで色数には制限がでるものの、くつしたの履き心地を左右する素材も綿を使い、可愛らしさと快適さを共存させることのできる仕上がりとなった。こうやって原画と並べてみると、その再現性の高さに思わずくつしたに描かれた絵に見入ってしまう。

サイズのバリエーションもレディス(23〜25cm)、メンズ(25〜27cm)。さりげないペアルックが楽しめるシリーズだ。
気に入ったイラストが見つかったら自分用にはもちろん、パートナーにも同じくつしたをプレゼントして欲しい。

イラストレーター
飯田淳さん

東京生まれ。多摩美術大学グラフィックデザイン科卒業。
ハイブランドからカジュアルブランドまでのファッションイラストレーションの他、ロゴデザイン・テキスタイル・広告・エディトリアル・パッケージ等幅広いジャンルと表現力をもって活躍。

代表作品には、HERMÊSパリコレインビテーションカード、雑誌GINZAロゴデザインや、原宿のハンカチーフセレクトショップ「パルトゥーズ」のプロデュースなど。TIS 会員。文化学園大学、家政大学、パレットクラブ講師。創形美術学校講師。

イラストレーターコラボレーション企画
NAIGAI STYLE×JUN IIDA

左:品番3092-235(レディス)/2352-044(メンズ)
中央:品番3092-238(レディス)/2352-045(メンズ)
右:品番3092-237(レディス)/2352-042(メンズ)

全て¥1,200(税抜)

※商品情報は、記事掲載当時の情報となります。

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