5本指くつしたにも違いがあります

くつしたのバリエーションの中でも、実は「5本指くつした」の愛用者は多い、ような気がする。出会った人全員に履いているくつしたを見せてもらっているわけではないのだが、いわゆる“くつした談義”をしていると、5本指くつした愛用者はいかにそれが素晴らしいか、どれほど自分の人生を変えてくれたか、という話をしてくれるのである。つまり、それほど5本指くつしたというものが彼・彼女らにとって生活を共にするパートナー(家族?)として愛されているわけで、そう言った話を耳にするたび嬉しく思うのである。

5本指くつしたを履いたことがない、苦手であるという人ももちろんたくさんいる。脱ぎ履きが面倒、見た目が好きでない、指に違和感を感じるなど理由は様々であるが、もし履き心地が理由で苦手意識を持っているのであれば、実は5本指くつしたにも色々な作り方があるので、ぜひこれまでに使用したことのない形状のものを改めて試していただきたい。

違いを見分けるのは簡単。つま先部分の形を見れば、どんな編み機で編み立てられているのかがわかる。
くつしたの編み機を使って編み立てた5本指くつした。上の写真のように、指の1本1本は少しだけ隣の指と重なった部分があり、扇子のようになっている。

比較的指が入れやすく、ごろつきも少なく着用感が良いのが特徴。しかし、足指の形によっては小指のフィット感が良くないと感じる場合もある。また、指の脇に小さな網目の穴がでてしまいやすく、色味や素材によっては気になることも。
そして、横編み機で編み立てられた5本指くつした。
見た目もフラットな状態で美しく、指部分が伸びやすいので全体のフィット感が良い。しかし指が入れにくく、構成上指と指の間の編み目を重ねているので、違和感を感じる場合もある。
また、ナイガイが独自に作り上げた形状の5本指くつしたは、横編み機の中でも「ホールガーメント機」にて編み立てることで、より立体的な仕上がりになっている。

足指の本来の形に沿った形にするために親指と人差し指の間にスペースを設け、更に1本1本を立体的に編み立てることで従来の横編み機でつくられた5本指くつしたのデメリットである指入れのストレスが軽減されているのも嬉しいポイント。指股部分の編み地が気になりにくく、指が動かしやすく、ヤミツキになりそうな履き心地だ。


5本指くつしたの愛用者に履いている理由を聞くと、「スポーツをする際に、足が踏ん張りやすい」「指の間のベタつきが少なくて快適」など、それぞれキチンと選んでいる理由がある。
そこまでくつしたについて考えて選んでもらえていることはとても嬉しいが、更に踏み込んでもっと自分にぴったりの1足を見つけて欲しい。

ナイガイ独自の形状を取り入れた5本指くつした

ランニング用5本指くつ下(NAIGAI PERFORMNACE)
メンズ(写真上) 品番2332-201 ¥1,800(税抜)
レディス(写真下) 品番3050-007 ¥1,600(税抜)

※商品情報は、記事掲載当時の情報となります。

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