肌に触れるものにこだわる(太田博久さん)

「多分、〝敏感足〟なんですよ。裸足だとなんだか気が散ってしまう。常にくつしたを履いておきたいんです。」
こだわりというのは人それぞれであるけれど、ここまでくつしたを大事にしてくれているなんて、と初めて話を聞いた時に驚きと喜びを感じた。

グラフィスト/アートディレクター
太田博久さん


太田さんはパリでの活動歴のあるグラフィックデザイナー(フランスではグラフィストと呼ぶらしい)だ。高校時代は進学校へ通っていたこともあり、いわゆる美大を目指すという道ではなく、国立大学でデザインを学んでいたというのだから、経歴を聞くだけでも面白い。

そんな彼がくつしたに魅了されたきっかけが、シルクの5本指くつしたとコットンのくつしたを交互に数枚履く、重ね履きだ。
「奥さんから話を聞いて、やってみようと思いました。上半身の体温と下半身の体温には差があって、それを極力近づけることで身体の不調が改善されるらしい、ということ。くつしたを重ねて履いてみると、その心地良さからくつしたの存在がとても重要なものになりました。」

もともと子供の頃から副鼻腔炎を持っており、手術も数年に一度受けてきたそう。前回の手術を受けた時にはすでに重ね履きをする生活をしており、その時は心なしか術後にいつもよりも体調が良くなったと感じたとか。
そもそも男性向けのシルクの5本指くつしたは市場でもバリエーションが少ない。その中でも、NAIGAI COMFORTの5本指くつしたは太田さんお墨付きだ。

「指がスルッと入って履きやすいし、指1本1本が踏ん張れる。この立体感がとても良いです。」

くつしたに限らず、肌に触れるものはシルクが入ったものにしたい、とこだわりは尽きない。下着も極力シルク入りのものを選んでいる。
仕事が忙しい日はベッドへ入る時間も午前2時、3時になることもあるそうだが、良質な眠りを得るために深く寝付く方法を習得をしたとのこと。もちろん、その時にシルク入りのくつしたを履きながら、というのもそのルールの1つである。


表現者は、日々の生活でその人なりのこだわりがあることが多い。そのこだわりの中でも、肌へ触れるものの選び方が素敵な太田さん。自分も、もう少し肌が喜ぶものを選べるような人になりたいな、と思った。

グラフィスト/アートディレクター
太田博久さん

岡山県生まれ。千葉大学工学部デザイン学科卒業後、デザイン会社にて5年間勤務。
2006年よりフリーランスデザイナーとして劇場やコンサートホール、映画館、美術館を中心にポスター等のデザインを手がける。 2008年渡仏、オーガニックコスメブランドのパッケージデザインなどを手がけ2013年帰国。
現在「Dance New Air」「DANCE TRUCK TOKYO」のアートディレクションや渋谷区文化総合センター大和田、東京文化会館、横浜みなとみらいホール、すみだトリフォニーホール、シアター・イメージフォーラム、横浜市民ギャラリー等の宣伝美術を担当。

www.golzopocci.com

太田さんおすすめの1 足
シルク入り5本指くつした(NAIGAI COMFORT)

メンズ:品番2300-516  ¥ 1,500(税抜)

※商品情報は、記事掲載当時の情報となります。

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