くつしたメーカーが作った靴(ニットシューズ)

このコラムページのコンセプトは「くつしたを語る場」である。しかし、なぜ靴を取り上げるのか。

今回ご紹介するのはニットシューズ。名前からそれは靴であるということがわかるが、これは「靴」と「くつした」のいずれの機能も持ち合わせたものであり、“シューズ”というべきなのか少し悩ましいものだったりする。
靴として屋外で使うことができる。またルームソックスのように室内でも使える。そんな靴下メーカーが作ったニットシューズとはどんなものなのか。

まず、靴底以外の部分をくつしたのように編み立てているのでしなやかな履き心地だということ。以前の記事で靴づくりを経験してきた伴さんのインタビューでもあったように、靴は木型に合わせて形を固定して作るものであるがくつしたは伸縮性ありきであり、反対の考え方で作られている。
実際に足を入れてみると、硬すぎず柔らかすぎず、靴とくつしたのハイブリッドと言われて納得できる履き心地だ。

そしてくつしたのように気軽に洗うことができる。素足でそのまま履いても汚れのケアがしやすいのは、特に衛生面に気を使いたい今の時期には嬉しい。
個人的には室内に入り込んでしまった花粉に悩まされているので、これなら足元から洗い流すことができるんだ!と期待していたりする。
さらに軽量(たったの約110g!)で折りたたむこともできるので荷物の多い日でも持ち運びしやすい。子供の行事で何かと靴を脱ぐ機会が多い春。お母さんは1足持っていると重宝するだろう。


「餅は餅屋」ということわざもあるけれど、同じ“足”を守るべき役割を与えられた靴とくつしたなのだから、くつしたと同じように靴も作るという発想は固定概念から脱するきっかけにもなる。私たちはこれからもくつしたの進化を追い求めたいと思っているのだから。

シルエットやカラーもバリエーションを多数展開しているので、お気に入りを1つ持っておきたい。


すべて NAIGAI COMFORT
(S(22.5~23cm)/M(23.5~24cm)/L(24.5~25cm))
 
ラウンドトゥタイプ(写真2枚目 品番:640-0005)  ¥2,970(税込)
スクエアタイプ(写真3枚目 品番:640-0006)  ¥2,970(税込)
ポインテッドトゥタイプ ¥3,960(税込)

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※商品情報は、記事掲載当時の情報となります。

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