くつしたと向き合う工夫

100年以上くつしたづくりに情熱をかけてきた企業、ナイガイ。ここで働くスタッフに答えてもらった「寒い日のくつした活用法」アンケートの回答結果から、これまで“重ね履き” や、“ふくらはぎをあたためる”ことを記事にまとめたが、最後にアンケートから出てきた“ちょっとした工夫”をご紹介したい。

Tip3 くつしたと向き合う工夫

くつしたに使い方のルールなんて無い。くつしたは履くだけ、ではあるのだが、少しだけ意識を変えることで、寒い日の足元をもっともっと快適にできることを伝えたい。
“すぐに”くつしたを履く習慣を

寒い日はどんな時も足元をあたため続けることを忘れないでほしい。朝、目が覚めてベッドから出る時、夜入浴を終えバスルームから出た時など、身体がポカポカしているから裸足のまま床の上を歩くこともあるかもしれない。その後になって足元が寒い、と気がついた時にはもう遅い。そこからあたたかくなるまでは時間がかかる。だから、くつしたは“すぐに”履くことを心がけてみて。

ただ履いていれば良い、というわけでもない。足は汗もたくさんかく。水分を吸ったくつしたは寒さを一層感じさせる。もし、少しだけ時間に余裕がある時は、履き替えを取り入れることもアイディアのひとつ。

こういった習慣があなたの足元を守ってくれる。
素材だけでなく、形状も大事

「冬の間は、スリッパではなく超厚手の靴下を履いています」

くつした選びにおいて、素材も選びたいところであるが、形状もとても重要である。 シルクやウールと言った冬におすすめしたい素材もあるが、床の温度がダイレクトに伝わるような環境では素材よりも厚さを重視する方が賢い選択かもしれない。

厚手のものでも、パイル(写真左)や起毛(右)は、空気含んでいるので足をあたたかく包み込んでくれる。

ナイガイでロングセラーとなっているハマグリパイルソックスのパイルは一味違う。編み機の部品をわざわざ取り替えることでパイルの高さを出しているので、他の編み機では作り出すことができない厚みなのである。
そんなハマグリパイルソックスができあがる様子はこちらの記事でご覧いただきたい。
他のアイテムと上手にコラボレーション

「下半身の温度調整が快適さにつながるので、寒い日はパンツスタイルです。そして厚手のくつしたでも履けるスニーカーを使う。そんなちょっとしたことを取り入れるだけで、上半身が多少薄着でもあたたかく過ごせています」という声も。


3回の連載で紹介した、私たちナイガイで働くスタッフ達による、寒い日のためのくつした活用術。省エネで過ごすためのアイディアとしてお役に立てれば嬉しく思う。

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