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  衣料品による皮膚障害について

CARE BOOK 衣料品による皮膚障害について
衣類の取扱い方法や着用の仕方、あるいは体調・体質によって、皮膚障害が起きる場合があります。一般的にどのような条件のもとで起きやすいのか、簡単にご紹介しましょう。

1. 繊維との摩擦による障害

皮膚が繊維でこすられると、かぶれやかゆみ、湿疹などを起こすことがあります。特に首や脇など、衣服とすれやすく、しかも肌が敏感で汗をかきやすい個所はかゆみや湿疹を生じやすいものです。また、毛やモノフィラメント糸(一般に透明でシャリ感のある太い糸)などは、他の繊維に比べて皮膚への刺激が強いと言えるでしょう。肌が弱いと感じる人は、衣料品を買う際には試着して確認することをお勧めします。

2. 締め付け(サイズ不適合)による障害

ガードルやボディースーツなどは通気性が良くないうえに、無理な着用や重ね着により身体を締め付けることが多く、締め付けられた部分を中心にかゆみや痛みを生じたり、ひどい場合は腫れたり、アザになってしまうこともあります。下着は自分にあった圧迫感のないものを購入しましょう。

3. ホルムアルデヒドの影響

衣料品の生産過程では、様々な染料や加工剤が使用されます。生地の収縮を防ぐために用いる樹脂加工剤もその一つで、この中に含まれるホルムアルデヒドがアレルギー性の皮膚炎を引き起こす場合があります。そのため、ホルムアルデヒドについては以下のような規制が設けられています。
  • 乳幼児(24ヵ月以内)用品…吸光度0.05以下(検出されない程度)
  • 下着、寝衣、靴下、手袋…溶出量75ppm以下
  • 中衣類(ポロシャツ、ブラウス、セーターなど)…溶出量300ppm以下
  • 外衣類(スーツ、ズボン、コート、ガウンなど)…溶出量1,000ppm以下
ベビー用品は、空気中や他の製品からホルムアルデヒドが移らないように袋に入れられていますが、念のため着用前に一度水に通すと良いでしょう。

4. 化学やけど

クリーニング後の衣類に残留しているクリーニング溶剤が、皮膚の細胞を傷つけることを「化学やけど」と言います。合成皮革や厚手の製品など乾きにくいものに発生しやすい現象です。症状はピリピリするような痛みがしたり、腫れ上がったり、また水ぶくれができて治療に時間がかかることもあります。クリーニング店から戻ってきた衣類は、すぐに袋から出し、風通しの良い場所で陰干しをしましょう。

皮膚障害は個人差があり、また体調や季節によっても症状が変わる場合があります。*皮膚障害対策として、事前にパッチテスト(皮膚に生地を貼って、皮膚表面の変化を調べるテスト)や着用試験などを実施している商品もあります。