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その保温性と暖かみのある表情で寒い季節に欠かせない毛製品。今回は、毛製品特有 のフェルト収縮についてお話します。
どうして毛製品は縮むのですか?
毛製品を水洗いすると、フェルト収縮という下図に示すような毛素材特有の収縮が 発生しやすくなります。毛製品を洗濯する場合はドライクリーニングが無難です。

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●表面は水をはじくが、内部は吸水性がよい |
●水を吸うとスケールが開いて立つ |
●スケールが立つため絡み合いやすくなり、フェルト化してしまう | |
【スケール】繊維表面のギザギザしたウロコ状のもの
【フェルト収縮】毛繊維どうしが絡み合って縮む現象。縮みが進むとフェルト帽子の ような生地になります
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ドライクリーニングで縮まないのですか?
ドライクリーニングとは水を使わない洗濯という意味で、水の代わりに石油から作 った有機溶剤を使用します。毛繊維は親水性があるため、水を吸うと膨潤してスケー ルが開いてしまいますが、有機溶剤は水分を含まないためスケールが開きません。そ のため、ドライクリーニングではフェルト収縮が起こりにくく縮まないのです。
ただ、ドライクリーニングでも水性汚れ(汗やしょう油など)を除去するため、専用 洗剤と少量の水を混ぜて使います。また、一緒に洗った他の衣類に含まれている水分 の影響で、結果的に水洗いした場合と同様にフェルト収縮してしまうこともありま す。したがって、信頼できる技術の高いクリーニング店に依頼することがポイントに なります。
どうしても自宅で水洗いしたい場合は?
デリケートな毛製品を水洗いする場合は、次のようにしてください。
大きめの容器に30度くらいのぬるま湯を入れ、中性洗剤をよく溶かす
製品を十分に浸し、軽く押し洗いする(絶対にもんだりしない)
脱水機は使用せずに、タオルなどで十分に水気を取り、しっかり形を整えて日陰で 平干しする

極力水洗いは避けたいもの
ウォッシャブル・ウールについて教えてください。
水洗いの困難な毛素材の短所を克服するために、防縮加工を施したものがウォッシ ャブル・ウールです。繊維表面をなめらかにし、絡み合いを少なくする防縮加工には、次のような方法があります。

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●スケールを薬品で取り除く |
●スケールを樹脂で固める |
※靴下やインナーなど水洗いが宿命である製品には、このような防縮加工が施されて います
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