シルク製品と上手に付き合う
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美しい光沢で女性らしさを演出する「シルク」。
でも、デリケートな素材だけに、取扱いにはちょっとした注意が必要です。
シルク製品を着用したら、部分的に白っぽくなってしまった。そんな経験はありませんか?これは色落ちではなく、「スレ」によるものです。
生糸は2本の「フィブロイン」という繊維と、それらをおおうニカワ状のセリシンで構成されています。フィブロインは、太さ1ミクロンのフィブリルが100本ほど集まったものです。
たとえば、2束のそうめんをラップでくるんだものを想像してみてください。1本のそうめんがフィブリル、1束がフィブロイン、ラップがセリシンです。
シルク製品のほとんどは、光沢やなめらかさを出すために、セリシンが除かれています。このため、露出したフィブロインはフィブリルどうしの接着力が弱まって裂けやすくなり、スレると、まるで枝毛のような状態になってしまいます。このように繊維がバラバラになった部分が、光の乱反射によって白っぽく見えるのです。
こうした現象は、濡れると一層ひどくなります。もともと細くて硬い絹繊維は、濡れることによって一層硬くなるからです。また、一度ケバだった繊維は元に戻すことはできません。
脇の下は最もスレやすい部分なので、吸湿性の良い下着を着用して汗の付着を防止しましょう。
シルクはたんぱく質でできています。そのため、紫外線や酸素によって酸化されやすく、それが黄ばみの原因となります。特に、水分を含むと一層黄ばみが生じやすくなります。シルク製品の黄ばみは、繊維の性質上やむを得ませんが、黄ばみを遅らせる方法はあります。
直射日光や蛍光灯に長時間さらさないようにしましょう。
光の当たらない場所に保管しましょう。
汗を付着させないようにしましょう。
もし汗が付着したら、その部分の下に乾いたタオルを当て、硬く絞った濡れタオルで軽くたたきます。ただし、たたきすぎは厳禁! その後、風通しの良い所で陰干ししましょう。
シルクに樹脂加工等をほどこして、黄ばみや変色、シワ等の欠点を改善し、水洗いできるようにした製品です。
しかし、デリケートなシルクの性質を100%改善しているわけではありません。洗えるからといって、綿製品のようにザブザブ洗うと、製品を傷める原因になります。やはり、シルクとしての扱い方をしたほうが良いでしょう。
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