|
どうしてレーヨンを水洗いしてはいけないのですか?
レーヨンの主原料は、紙などと同じパルプです。濡れた紙が破れやすくなるように、レーヨンも水分を吸収すると強度が低下して破れやすくなってしまいます。
これはパルプに含まれるセルロースの分子構造に原因があります。レーヨンの場合、もともと手をつないでいる分子が少ない上に、水を吸うと、その手をはなしてしまうものが多いため強度が低下するのです。
綿もレーヨン同様セルロースを含んでいますが、綿のセルロース分子はしっかりと手をつなぎあっているため、強度はレーヨンよりもはるかに高くなっています。
濡れた部分がシミになってしまったのですが。
生地に水が染み込むと、色が濃くなったように見えます。普通は乾くと元通りになるのですが、乾いてもその跡がシミのようになり、周囲から浮き上がって見える場合があります。これをウォータースポット現象と呼びます。

レーヨンはウォータースポット現象が発生しやすい繊維です。水分をよく吸収する上、水分で膨張した糸が乾いても元の状態に戻りにくいからです。このため生地の表面が変化して、光の反射具合がそこだけ周囲と異なってしまい、シミのように見えるのです。

レーヨンには水がかからないように気を付けましょう。もし、急な雨などで濡れてしまったら、乾いた布ですばやく押さえるようにして水分をふき取ってください。
なお、ウォータースポットはスチームアイロンで修正できる場合があります。どうしても目立つ場合には、クリーニング店に相談してください。
ポリノジックレーヨンとはどういうものですか?
ポリノジックレーヨンは、レーヨンと同じ再生繊維の仲間です。製造方法は一般のレーヨンとほぼ同じです。極端に水に弱いレーヨンを改良して、濡れても縮みにくくし、強度を高めた繊維です。『ポリノジック』と表示されます。
|