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「F&H」は、全体が「J」の形にゆるくカーブしています。それは、1足の靴下を作るのに3種類の編み生地を使っているため。スネから甲にかけての前面には上下に伸縮するパール編み。後面のふくらはぎの部分には左右に伸びの良いリブ編み。足底の部分には平編み。履き心地の良さを追求していく過程で、この特殊な構造にたどり着き、その結果、他に例の無いユニークな形状となりました。 ずり落ちにくく、しかも、いやな締め付け感が無い。さらに、素材のラムウールの特性と相まって、足を優しく包み込んで、疲れを軽減してくれる。まさに本物を求める紳士のためのソックスです。 |
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発売されたのは1965年。以来40年にわたり、毎年10万足を売り上げるロングセラー商品となりました。今までにない快適さを実感された方の多くがファンとなり、長年にわたりご愛用してくださっているおかげです。 しかし、実用新案を取得した1961年当時は、靴下に3種類の編地を使うことなど非現実的とされていました。技術面で障害が多く、実用化は困難であると思われていたからです。この難関に挑戦したのが、当時の靴下担当の役員をリーダーとする若手技術者たち。夜間、工場の生産ラインが終了した後の機械を使った手作業の実験を繰り返し、ついに商品化を成し遂げたのです。 |
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開発者たちの情熱、創意工夫や優れた技術によって生み出された、この画期的な靴下にも問題点がありました。丈を短くすると、ずれやすくなってしまうのです。このため「F&H」は、3種類の編み生地の特性、メリットを存分に発揮できるハイソックスとして世に出ることとなりました。 こうして店頭に並んだ「F&H」は、そのユニークな形だけでなく、履き心地の良さが評判を呼び、40代からの紳士層を中心に固定ファンを獲得していきました。
現在、販売されているのは春夏物と秋冬物の2種類。素材や厚さにはバリエーションを持たせているものの、型は誕生当時のままを守っています。 「一度履くと、一生履く」とまで評していただける「F&H」。開発に傾けた情熱が、確かな形となった商品と言えるでしょう。 |
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